異文化理解を音楽から 日本・韓国・ブラジルの音楽 華やかなジャズ・コンサート開催

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「NYジャズ・コンポーザーズ・モザイク」初コンサート

「NYジャズ・コンポーザーズ・モザイク」の初コンサートが5日、ミッドタウンの「ディマナ・センター」で開かれた。同団体は、音楽を通じて多様性のある社会を作り上げていくことを目的に今年結成。コンサートでは、創設者の宮嶋みぎわさん、ジヘイ・リーさん、ラファエロ・ピコロト・デ・リマさんそれぞれの出身地、日本・韓国・ブラジルの音楽やオリジナル曲を、17人編成のジャズ・バンドと共に演奏した。

リーさんは韓国の人気歌曲「アリラン」など、ピコロト・デ・リマさんはブラジルの名曲「ポンタ・デ・アレイラ」などをジャズアレンジで披露。リーさんが「ニューヨークでは、いろいろな国の食事が食べられる。文化の違いを楽しみ、受け入れて尊敬することが、自然に出来ている。同じことを、音楽を通じて実施していきたい」とあいさつすると100人を超える観客が温かい拍手が送られた。宮嶋さんは山田耕筰作曲の「この道」と尺八と三味線の楽曲「春の海」を披露したほか「違いを大事にし、皆がいきいきと暮らしている世の中こそ素晴らしい」とのメッセージと共にオリジナル曲「カラフル」を演奏すると、会場からは大きな拍手が沸き上がり、総立ちの拍手となる大盛況のうちに幕を閉じた。

【公式サイト】https://miggymigiwa.net/nyjcm

(2018年12月15日号掲載)

 

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