【体験レポ】初の4日間開催で来場者急増、過去最高の動員を記録
今年の「Anime NYC 2025」は、会場に入った瞬間から例年以上の熱気に包まれていた。初の4日間開催となり、初日は4時間のみの短時間ながらも多くの来場者で賑わい、その後の3日間は終日人の流れが途切れない状態。通路を進むのにも少し時間がかかるほどで、過去最大の約14万8,000人という来場者数を実感させる規模感だった。
朝の開場前から長い列ができ、入場後も人気ブースには常に行列。とはいえ、会場の至るところで何かしらのパフォーマンスや展示が行われており、歩いているだけで次々と新しい発見がある。大型スクリーン前では発表のたびに歓声が上がり、Netflixやルーカスフィルムによる「スター・ウォーズ:ビジョンズ Volume 3」の発表時には、その場の空気が一気に高まるのを感じた。
音楽・アニメ・ゲームが融合、総合カルチャーフェスへ進化
ステージイベントの盛り上がりも今年の大きな特徴だ。高橋洋子のエヴァンゲリオン30周年コンサートはチケットが即完売し、会場周辺には音漏れを聞こうと集まるファンの姿も。hololiveのライブではペンライトが一斉に揺れ、JAM Projectのステージでは観客が一体となって歌うなど、まさにライブフェスのような熱狂が広がっていた。
新企画「Ani Mode」では、選ばれた24名のコスプレイヤーによるハイレベルな作品が並び、撮影エリアは常に人だかり。細部まで作り込まれた衣装を間近で見ることができ、来場者が足を止めて見入る姿が印象的だった。また、「Play NYC」エリアは例年以上の規模で展開され、インディーゲームから大型タイトルまで幅広く体験できる空間に。ゲームをプレイする人、その様子を見守る人で常に賑わっていた。
個人的に印象に残ったのは、日本フードコートの充実ぶり。Dream Asiaが手がけるエリアにはラーメンや丼もの、スナックなどが並び、食事の時間帯には長い列ができるほどの人気。イベントの合間にしっかり“日本の味”を楽しめる点も満足度の高さにつながっていた。
さらに、ロックバンドAnthraxのベーシスト、フランク・ベロが家族とともに来場している様子も話題に。こうした著名人の来場も含め、アニメという枠を超えてさまざまなカルチャーが交差する場になっていることを実感した。
会場全体がひとつの巨大フェスのように機能していた今年のAnime NYC。単なる展示イベントを超え、体験型カルチャーフェスへと進化したことを強く感じる内容だった。来年への期待もさらに高まりそうだ。