仕事中も自由奔放なニューヨーカー

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歌ったり踊ったりキスしたり…楽しそうに働く人々

新米ニューヨーカー・さめこのニューヨーク通信(13)

新米ニューヨーカー・さめこのニューヨーク通信(13)

こんにちは、新米ニューヨーカーでライターのさめこです。日本人がニューヨークへ訪れてまず驚くのは、お店で働く店員さんの自由すぎる接客態度ではないでしょうか。例えば業務中に歌って踊っている人もいれば、お客さんをナンパしている人、お客さんの前でスマホをいじっている人、キメ顔で自撮りをしている人、立ち仕事で疲れたからか靴を脱いで靴下で店内を歩きまわる人などなど…日本では考えられないような自由奔放な人がいっぱいいます。

衝撃! キスをしているレジの店員さん

先日驚いたのは、ある文房具屋さんに行った時のこと。レジのお兄さんとお姉さんが目の前でキスをしているではありませんか。邪魔しちゃいけない気がして「Excuse me」とは言えず、お客さんである私が何故か彼らのキスが終わるまで待つ始末。暫くしてようやく私の存在に気づいた彼らは「失礼しました」とか「お待たせしました」などの謝罪の言葉はなく、お互いに「I love you」「Me too」とささやきながらそれぞれの持ち場に戻り、やっとお会計をしてくれました。

日本の接客レベルの高さたるや…

ニューヨークでは高級レストランなど高いお金を払うお店だったら素晴らしいサービスを受けられるけれど、そうでない場合は接客がテキトーです。でも日本ではどんなお店でもある一定の接客レベルが保たれています。例えばマクドナルドはスマイル0円だし、リーズナブルな居酒屋だって酔っ払って面倒くさいお客さんに対しても「喜んで♩」と笑顔で注文をとってくれるし、コンビニの店員さんだって「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」の声がけやお辞儀などはバイト初日に徹底的に叩き込まれます。海外で暮らしてみて、我が国の接客レベルの高さを改めて感じ、日本人として誇りに思いました。

もう少し肩の力をぬいて楽しく働くのもいいんじゃない!?

一方で「ニューヨークの人はみんな楽しそうに働いていていいな」とも思いました。日本人は良くも悪くも真面目だから「〜しなければならない」とか「〜すべきだ」と気を張り詰めて働いてしまうけれど、ニューヨーカーのようにもっと肩の力を抜いて楽しく働くことも大事かもしれないなと彼らを見て学ぶのでした。

さめこ【執筆者】
さめこ 青山学院大学フランス文学科を卒業後、IT企業にてWEB広告制作・メディア編集者として7年間勤務。プライベートではマクロビオティックやローフード、オーガニック料理ソムリエなどの資格を取得し料理教室を主宰していました。現在はニューヨークにてライターをしています。個人ブログ「さめこのニューヨーク通信」やinstagramでもNY情報を発信中。
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