〈コラム〉中川扶二夫 「逃げない、がKeyword」第28回

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やるなら一番!

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日本でのセミナーイベント「おとこ塾」で長谷川穂積さんと。左が筆者(クリックして拡大)

起業して7月1日で丸27年が過ぎました。まだまだ一番にはなれていませんが、せっかく起業するなら一番を目指したい、目標は高く持ちたいものです。
先日プロボクシングの長谷川穂積さんにお会いしました。彼はボクシングを始めた時から目標は世界チャンピオンだったそうです。人間は目標を達成すると安心して、その後のモチベーションをなかなか上げられないので、とにかく高い目標を持つことが大事だと言っていました。周りからそんなの無理だと言われるほど高い目標を掲げ、「偉そうに」「そんなの無理に決まっている」と言われるほうが励みになるものですよね。なでしこジャパンが準優勝しましたが、彼女達の目標がV2だったからできたのでしょう。男子サッカーの場合はベスト8へ進むことが目標だった、だから予選で敗退したのかも…。
彼らも目標はチャンピオンともっと公然とアピールした方が良いかもしれませんね。私達の目標も世間から自惚れてる、世間知らず、あほちゃうかと言われる位の方がいいのです。
就職にしても、入社する事を目標にせず、入社してから何を目指すのかを明確にする必要があります。就職がゴールでは本人にも会社側にもメリットはありません。入社後の目標が高く、それを達成する努力ができる人材を会社側は求めているのです。仕事をするならその道の一番を目指してください。
最近スタートさせた飲食ビジネスも目標は全米一番です。まだまだ前途多難で時間がかかりそうではありますが、やるなら一番を目指して頑張ります。
(次回は8月第4週号掲載)

nakagawa-new〈プロフィル〉 中川扶二夫(な かがわふじお) 広島県出身。1988年にニューヨークに一人で渡り起業。在ニューヨーク25年。この間にアムネットをはじめ八つの会社(18拠点)を日米で立ち上げる。成功よりも失敗を肥やしに独自の「家族型経営」が世界で通用するかをチャレンジしている。現在、異業種進出を含め、アジア、南米、欧州へ の進出を計画中。

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