〈コラム〉ファイナンシャルアカデミー代表 泉正人「社会人のための資産運用」第19回

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相談相手 発言と行動が一致し成果を出している人

これからはお金について自分で勉強し、時代を体感し、判断をしていくということが何より大切ですが、判断に確信が持てないときや、参考として第三者の意見を聞きたいというときに、頼りになる相談相手を確保しておくことも大切です。
私が相談相手として信頼できると思っているのは、次の3パターンの人々です。第1に、「自分と利害が一致する相手」だということです。たとえば、保険の営業の人や銀行の窓口の人は、私たちと利害が一致するでしょうか? 彼らのセールスマンとしての至上命題は、「商品を売って、手数料を確保すること」です。一方、私たちが望んでいるのは、「手数料は極力抑えて、お金を増やすこと」です。これでは、お互いの思惑が一致するわけがありませんし、相談相手としてふさわしいとはいえません。
次に、「その人の発言と行動が一致している人」です。周りの知人や友人の中から、お金について適切な意見を言ってくれそうな人は誰かと考えた場合は、話す内容、行動、成果が一致しているという点に、私は注目することにしています。
3番目に、「その分野で成果を出している人」ということです。たとえば、株や金融全般については詳しい知識を持っていても、自分で実際に投資をしたことがなかったり、収入が安定していなかったりすれば、お金のことについて冷静な意見をもらう相手としては、ふさわしいとは言えません。
皆さんも、お金について相談される際には、適切な相手を選ぶように心掛けてみてくださいね。当たり前のことですが、とても重要なことだと意識するようにしましょう。
(次回は10月第1週号掲載)

「お金の教養」
〈プロフィル〉泉 正人(いずみ まさと) ファイナンシャルアカデミー代表、金融学習協会理事長、神戸夙川学院大学客員教授。経済入門から資産運用までの幅広いファイナンシャル教育を行う。受講者が18万人の「お金の教養」=写真=プログラムをニューヨークでも開催。http://us.Financial.ac

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