〈コラム〉お花見のルール

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江戸東京たてもの園の子宝湯。見学客が絶えません

江戸東京たてもの園の子宝湯。見学客が絶えません

ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第48回目

東京はお花見真っ盛りですが、NYの皆様いかがお過ごしですか?
ホントに見事に桜も咲きましてウキウキ春を感じる今日この頃。ついこの間、「新年明けましておめでとうございます!」と言っていたのに月日が経つのは早いですねえ。毎日を大切に生きよっと、と思わずにはいられません。桜の花も散るのが早いですから、咲いているうちに存分にめでておこうと思っていたら、東京の小金井公園開園60周年桜まつりのポスターが中央線の駅構内に貼ってあるのを発見。4月4日(金)、5日(土)、6日(日)の3日間行われるとのこと。ここは私も何度か遊びに行ったことがあり、NYのセントラルパークの4分の1程の大きさですが、ゆったりとした景観はちょっとセントラルパークを思い起こさせてくれる公園で、行くたびにNYを思い出していました。セントラルパークの西側、90丁目あたりにも桜のトンネルがありますが、こちら小金井公園にはソメイヨシノ、ヤマザクラ、サトザクラなど桜の木が約1800本、只今満開になっているってわけなのです。近所にはスタジオジブリもあり、宮崎監督もよく訪れていたとも聞いています。小金井公園には、『江戸東京たてもの園』があり、東京都内にあった、江戸時代から昭和初期までの30棟程の文化的価値の高い建造物を復元、展示し、その中では当時の生活をそのまま見学、体験できるような作りになっているのです。なんでも宮崎監督の、『千と千尋の神隠し』の舞台となった湯屋は、この江戸東京たてもの園の中にある、『子宝湯』がモデルの一部になっている、なんて話を聞いたことがありますが、そうそう、昔こんなお風呂屋さん、あったなあ、こんなお醤油屋さん、あったなあ、と懐かしくなるような佇まいの建物がいっぱいで嬉しくなってしまいます。
さて、最初にお話ししたこの小金井公園の桜まつりのポスターの中に、『ごみゼロ大作戦』なる個所が。なんでも会場にはごみ箱を設置しないのだとか。屋台からのごみは屋台に返し、その他の自分のごみは持ち帰るようにとのこと。せっかくきれいな花を見に行くのだから汚してはいけませんよね。「はい、わかりました」と私はポスターに返事をしておきました。
(次回は5月第1週号掲載)

(プロフィル)兵藤ゆき(ひょうどう ゆき)深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに、1982年テレビ界に進出。96年長男誕生後、夫の留学先であるNYで子育てを中心に生活。現在は、NYと日本を行き来し活動中。NYで見た参考になる子育てをまとめた本「子どもがのびのび育つ理由」など著書多数。新刊、NYでの英語体験を漫画とエッセーでまとめた「これで英語がちょっとできるようになりました。」(アスコム出版)も好評発売中。現在、テレビ、ラジオ、執筆などで活躍する傍ら、NYでの子育てや異文化体験の講演依頼も多数あり、全国に出向いて行っている。ストレスフリーをテーマにしたインナーなどのブランド「ゆきねえインク」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍中。小学校英語準認定指導者資格、チャイルドコーチングアドバイザー資格、ペット介護士資格、各種洋裁正教員資格を有する。

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