NY育英学園、NY日系人会で表彰式

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トリエンナーレ「自由の女神アート作文コンクール」

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表彰された子供たち=3月23日、ニューヨーク(撮影:岩城)

ニューヨーク育英学園(ニュージャージー州イングルウッドクリフス、岡本徹学園長)は3月23日、第2回トリエンナーレ(注)「自由の女神アート作文コンクール」の表彰式を、ニューヨーク日系人会で開催した。
2009年度に学園創立30周年の記念事業の一環として開催した第1回コンクールから4年をへて、今回“トリエンナーレ”とし、第2回を実施した。同学園が主催する同コンクールは、日本語で学び、また日本語を学ぶ全世界の幼稚園児から高校生までを対象に、豊かな情操を育むことを目的に、絵画と作文でその思いを表現してもらうコンクール。
今回のテーマは「ぼくが、わたしがうれしいとき」。
第1回と同様に、在ニューヨーク日本国総領事館と公益法人海外子女教育振興財団が後援し、前回審査委員長であった日本画家の故・平山郁夫さんの夫人・平山美知子さん(平山郁夫シルクロード美術館館長)が名誉審査委員長を務めた。
昨年6月1日を皮切りに世界中でから公募した同コンクールは、締め切りの10月末までに、合わせて600点を超える作品の応募があった。米国国内はもとより、日本、ドイツ、ブラジル、インドネシアなど、さまざまな国からの「うれしいとき」が、絵画や作文となって届いた。
厳正な審査の結果、グランプリ平山郁夫大賞(絵画1点、作文1点)を含む、絵画受賞作品20点、作文受賞作品17点が選ばれ、表彰する運びとなった。
表彰式では、130人ほどの出席者が会場を埋めつくし、受賞作品のでき栄えに感嘆する声や、受賞した喜びを他と分かち合う様子が見られた。またこの日のためにと、日本やブラジルから出席した受賞者や家族もおり、会場そのものが世界の交流地となっていた。
グランプリ受賞の2人には、在ニューヨーク総領事館の渡邉五郎領事から賞状と副賞が手渡された。満面の笑みを浮かべながら、まさに今が「うれしいとき」だと言わんばかりの表情が印象的であった。また、幼稚園児から高校生まで、出席した一人一人に賞状授与が行われ、温かな拍手に会場中が包まれた。
◇ ◇ ◇
受賞作品は、現在、在ニューヨーク総領事館広報センターギャラリー(Consulate General of Japan in NY/299 Park Ave, 18Fl, NYC)で展示会が開催されている。4月25日午後4時まで。
ニューヨーク育英学園の詳細はwww.japaneseschool.orgを参照。(注)3年に一度開かれる国際美術展覧会
(「WEEKLY Biz」2014年4月5日号掲載)

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