〈コラム〉ビザ最新情報

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H―1Bビザ最新情報

米移民局は2012会計年度用H―1Bビザの申請を引き続き受付けています。7月11日現在、申請数は6万5000件の枠に対し1万9000件(全体の約25%)、修士号以上対象の件については2万件の枠に対し1万2200件(全体の半数と少し)となっています。今年も年末まで、あるいはそれ以降も申請が可能になると予想します。

PERM最新情報

永住権申請の第一段階である労働証明申請PERM(The Program Electric Review Management)の審査期間について、労働局は最新情報を報告しています。6月20日の報告では、4月に申請し監査が入っていない労働証明申請は約2カ月で処理されるとしています。監査が入った件については、10年10月に申請があった件を現在審査中です。かつて2年ほど掛かっていた頃に比べると審査期間はかなり早まっています。なお、再審請求があった件については08年11月に請求があった件を完了したところです。

PERM統計

5月31日現在、労働局では2万2200件のPERMを審査中です。内訳は以下です。
•審査状況:通常の審査44%、監査29%、再審請求24%
•学位の内訳:学士号37%、修士号37%、学位不要12%、博士号4%、高卒3%、その他6%、短大卒1%
以上は労働局へ4万5084件の申請があった11会計年度(10年10月?11年5月)の結果です。昨年の同時期より申請数は63%減少しています。

DS―160フォーム改正

米国大使館、領事館でビザ面接を申請するにはまずオンラインでDS―160フォームに入力します。改正されたフォームでは、どなたでもない申請者本人が電子署名をしなければならないとしています。たとえ第三者が入力したとしても、最終的には本人が「署名提出」のボタンをクリックしなければならないということです。国防省は「本人以外がクリックした場合申請は無効とみなす」としています。

移民関連書類の送付

米移民局は移民関連書類が安全、確実、かつタイムリーに受領者へ届く様、郵送方法を改善します。今後労働許可証、永住者カード、渡航許可証、等が郵便局の受領確認証付き郵便で送られます。受領者は郵送の状況を確認でき、また従来より早い2~4日間で郵便を受領できます。送付書に署名する必要はありません。移民局のウェブサイトでケースの承認を確認したら米移民局(電話番号1・800・375・5283)へ郵便局の追跡番号をお問い合わせ下さい。
(弁護士:リチャード A. ニューマン)
(次回は8月27日号掲載)
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過去の一覧
(「WEEKLY Biz」2011年7月23日号掲載)

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