教員の「週休3日制」NYで試験的に導入

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生徒は科目別に異なる教員に授業を受ける

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クイーンズ区のFar Rockawayにある公立校「ゴルディ・メープル校(Goldie Maple Academy)」で教員の出勤日を「週休3日制」とし、週4日のみ勤務とする制度の運用が試験的に開始された。生徒は今まで通り週5日の登校だ。

これまでの「一人の教師が終日教え続ける」スタイルではなく、この制度では幼稚園就学前の子供たちから8年生まで全てが、科目ごとに異なる教員に授業を受ける。
高校の授業のようなスタイルを採用することで、時間割の組み立てはこれまでよりも遥かに複雑になるものの、同校では生徒たちが受ける授業の時間数は減らさずに、週休3日を実現することができたという。

各授業の時間はむしろこれまでよりも長くなり、午前8時から午後4時35分まで。1時限当たりの時間も長くなり、スペイン語、演劇、音楽、美術の授業が必修になった。授業時間が長くなることについて生徒たちからは、「勉強ができるのは良いが、とても疲れる」という意見も出ており、今後の動向が注目されている。

このプログラムはニューヨークのビル・デブラシオ市長と教員組合が共同で立ち上げた新プログラムの一貫で、教員組合の条項に反するために通常は挑戦できないような新しい改革にも、学校側が挑戦できるようになっている。

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