10歳の日本人ダンサー、アマチュアナイトで優勝

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「Super Top Dog」子供部門
前田晴翔君、
年間チャンピオンに

 

ニューヨーク・ハーレムにあるアポロ劇場で毎週開催されている素人のパフォーマンスコンテスト「アマチュアナイト」で11月25日、年間の優勝者を決める大会「Super Top Dog」が開催された。本大会の子供部門「Child Star of Tomorrow」で、TMH Dance, LLC所属の10歳のダンサー前田晴翔(はると)君が見事優勝を飾った。

 

賞金パネルを手にする前田晴翔君=11月25日、ニューヨーク(撮影:吉本)

賞金パネルを手にする前田晴翔君=11月25日、ニューヨーク(撮影:吉本)

 

週間、月間、4半期大会を勝ち上がってきた子供部門のエントリー者は全3組。晴翔君は全参加者でトップバッターでの出演となったが、グレーのスーツ姿でステージに現れると、会場のボルテージが一気にあがり、大歓声で出迎えられた。

 

見事なパフォーマンスを披露する晴翔君=同

見事なパフォーマンスを披露する晴翔君=同

 

晴翔君は体の柔らかさを生かしながら、アクロバットやブレークダンスを取り入れた、10歳とは思えないクールなパフォーマンスで会場中を魅了。曲の半ばで、あおむけの状態から手を使わずに起き上がるという技を披露し、ジャケットを脱ぎ捨てると、歓声はさらにヒートアップした。手拍子が巻き起こる中、さらに連続アクロバットを成功させ、パフォーマンスが終わると、会場全体がスタンディングオベーションで彼を絶賛した。

本コンテストでは、観客の歓声の大きさが点数に反映され勝敗が決まる。晴翔君の名前が呼ばれると、割れんばかりの歓声が会場を包み、88点の高得点を記録。3人兄弟によるダンスパフォーマンスも盛り上がりを見せたが87点にとどまり、1点差の大接戦で優勝を勝ち取った。

「もっとダンスが上手くなりたい」

大会後、花束を手に晴翔君はうれしそうな表情を見せた=同

大会後、花束を手に晴翔君はうれしそうな表情を見せた=同

大会後、晴翔君は「一人目だったからすごく緊張していたけど、結果発表で選ばれた時、うれしかった」と振り返り、今後の目標について、「もっとダンスが上手くなりたい。大きいステージで踊れるすごいダンサーになりたい」とコメントした。
大人部門では、圧倒的な迫力ある歌声とパワフルなパフォーマンスで会場を熱狂させたBurgandy Williamsさんが優勝した。

(2015年12月5日号掲載)

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