〈ルポ〉ドキュメンタリー映画「福島 六ヶ所 未来への伝言」NYプレミア

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スカイプ通じ力強いコメントや質問飛び交う

9.12 photo

60人以上が集まった上映会=12日、ニューヨーク(提供写真)

20年間、青森県六ヶ所村を撮り続けたフォトジャーナリスト島田恵監督によるドキュメンタリー映画「福島 六ヶ所 未来への伝言」のニューヨーク・プレミアが12日、CRS会場で開催され、60人余りの参加者が集まった。(共催:Learn From 3.11=LF3・11、CRS、Mar Creation、Sloths Against Nuclear State)
この映画は、福島第1原発や六ヶ所村の使用済み核燃料再処理施設により被害を受けている人々を追い、彼らの苦悩、葛藤を描き、放射能という「負の遺産」をこれ以上、増やし続けることへの責任を問い掛けている。
上映後には、日本にいる島田監督や福島の14代続くコメ農家の男性らと、スカイプを通して質疑応答が行われ、参加者からは「私は日本には原発は必要だと思っている」といった意見や、「放射能などのリスクが一つでもあれば、原発を続けてはいけない理由になる」など会場からは力強いコメントや質問が飛び交った。
また、コメ農家の男性は、「いまだに作物は売るのは難しいが、福島で努力しながら米を作り続ける」と話した。
LF3・11代表のキヨコ・ホルバートさんは「震災から3年半が経ち、震災や原発事故が被災地以外の人たちの意識から薄れてきている現状を遺憾に思う。今後もこのようなイベントを通じ、いろいろな情報を共有し合って、遠く離れたニューヨークの人たちも決して被災者の人たちのことを忘れないでいることを伝えていきたい」と語った。
(記事提供:Learn From 3.11)(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2014年9月27日号掲載)

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