〈ニュース〉ユナイテッド航空、米ファルクラム・バイオエナジーに3000万ドル出資

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米航空会社による代替燃料への単一投資としては最大

0718-5men-EcoSkies+plane_1fulcrum_logoユナイテッド航空(本社:シカゴ、会長・社長兼最高経営責任者:ジェフ・スマイゼック氏)は、米国のバイオ燃料開発会社ファルクラム・バイオエナジー社に3000万ドルを出資すると発表した。ファルクラムは家庭ごみなどの固形廃棄物を低コストで環境への負担が少ないとされる航空バイオ燃料に転換する技術開発とその商業化を行う。今回の投資は、米航空会社による代替燃料への単一投資としては最大となる。また、ユナイテッド航空の5カ所のハブ空港の近くで推進される最大五つのプロジェクトを共同で行うことでもファルクラムと合意に達した。ユナイテッド航空によれば、同プロジェクトにおいては最大で年間1億8000万ガロンの燃料を生産する可能性があるという。
また、ユナイテッド航空はファルクラムと長期燃料供給契約についても合意した。この代替燃料はユナイテッド航空のあらゆる技術要件、仕様を満たすドロップイン燃料(そのままで航空機に使用できる燃料)であり、従来のジェット燃料と同じように航空機燃料として使用できる。ファルクラムは2017年に最初の燃料工場の操業を開始する予定。
【ウェブ】united.com
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年7月18日号掲載)

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