〈インタビュー〉ピアニスト 菅佐知子さん

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菅佐知子さん。2003年アジアクラシック音楽コンサート優秀賞。11年ショパン・コンクール in アジアプロフェッショナル部門ブロンズメダル。14年から活動拠点をニューヨークに移す

11月にNYで初ソロリサイタル

音楽はいつも共にある

「体力的、精神的ともにとてもタフな職業ですから、ピアニストであることが幸せか、と聞かれると答えるのが難しい。でも、弾き終わるとやっぱりこれからも弾きたいと思うんです」と話す菅佐知子(すが・さちこ)さん。
幼稚園から高校までを日本を代表する名門音楽校の一つ、国立音楽大学の付属校で過ごした。音楽は常に共にあって「生活の一部、体の一部、人生の一部」だという。
大学時代、ドイツに留学し、リューベック音楽大学演奏家コースでピアノを専攻。その後、ロストック国立音楽大学大学院に進んだ。修了の際、大学教育の枠内で卓越した能力の学生や卒業生に授与される国家演奏家資格(Konzertexamen)を獲得。これは優秀な学生だけが受けられる称号で、ドイツの芸術大学で芸術家として取得できる最高の資格とされている。
多くのピアニストを輩出するドイツで高い評価を得て、日本に帰国した菅さん。プロのピアニストして活動し、今年はじめにニューヨークに移り住んだ。
◇ ◇ ◇
ニューヨークを新たな活動の場に選んだのは、3年前、ニューヨークで開催された「Women of Asia Arts Initiative Concert」に出演したことがきっかけだった。
ニューヨークの観客の熱狂的で温かい拍手に、ここで新たな挑戦をしたいと感じたという。
11月25日、移住後初となるソロリサイタルを開催、ベートーベンのピアノソナタ「月光」、ショパンの「ワルツ」、「ノクターン」、ドビュッシーの「月の光」、ゲストにバイオリニストの徳永慶子さんを迎え、フランクの名曲「ピアノとバイオリンのためのソナタ」を演奏する。
真にコンサートを楽しめる環境とは、「心待ちにする楽しさがあり、その瞬間の楽しみ、聴き終わった後、余韻を楽しむ」ことが必要不可欠であるという。忙しい現代社会では整いにくいこの環境にずっとこだわってきた。「生まれながらにして声というナチュラルな楽器を持っている私たちの生活に、音楽が遠い存在であってほしくない。音楽の世界の扉のドアノブは身近にあるということを感じてもらえるリサイタルにしたい」と菅さんは話す。

コンサート情報
日時:11月25日(火)開演 午後7時
会場:Audition Recital Hall at the National Opera Center America
住所:330 7th Ave, 7FL, NYC(bet 28th & 29th St)
www.operaamerica.org/operacenter
料金:30ドル(学生15ドル)
チケット・問い合わせ:
www.sachikosuga.com
または[email protected]にメール

初心者から上級者まで レッスン受け付け中
初心者から上級者まで対応可能なピアノレッスンも受け付けている。教室は、地下鉄1、2、3線の72st 駅下車すぐのスタジオ。問い合わせはEメール([email protected])で。
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2014年10月4日号掲載)

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日本国内で発売中のファーストCD「月の光」。米国での販売はメールで要問い合わせ

 

 

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