公共交通機関における犯罪の増加について(2月23日)

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公共交通機関における犯罪の増加に関する注意喚起です。

1 最近、ニューヨーク市内の交通機関における犯罪が増加傾向にあり、今年2月13日時点における同犯罪件数で、昨年同期(167件)から約65%増加しています。先月には、アジア系米国人女性がタイムズスクエア駅のホームでホームレスの男性に線路内に突き落とされ死亡する事件があり、また、19日(土)には、市内地下鉄構内において計4件の刃物で刺される事件が報告されています。

2 また今般、在留邦人の方より、2月19日(土)午後、96thの地下鉄駅を降りて目的地に向かう途中、96th St.とAmsterdam Ave.の教会前にて、交差点角ですれ違い様ぶつかりそうになり、男からいきなり腹部を殴打される被害に遭ったとの報告がありました。加害者の男は何か言葉を吐きながら、そのまま立ち去ったとのことです。駅周辺での事件も報告されていますので、十分にご注意ください。

3 NY州知事及びNY市長は、18日(金)、地下鉄内で寝泊まりするホームレスを排除する「地下鉄安全計画」を発表し対策に乗り出していますが、コロナ禍等の影響から、今後も同種犯罪の増加傾向が続くおそれがありますので、公共交通機関利用時には、ホームの端に立たない、ホームレス、独りごとを言う人から距離をとるなどの未然の予防策を講じるとともに、常に周囲の状況に注意を払い、犯罪に巻き込まれないように、ご注意をお願いいたします。

4 安全対策の参考として当館ホームページには「ニューヨーク安全マニュアル」
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/j5/index.html)を掲載しています。同マニュアルの「事件や事故に巻き込まれたら」(https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/j5/07.html)には、以下のとおり緊急時の連絡先等を記載しておりますのでご活用ください。万が一、犯罪被害に遭われた場合には、警察に被害を届け出るとともに、当館にも通報いただくよう重ねてお願い致します。
・警察・消防・救急は全て「911」です
緊急時には「911」をダイヤルし(公衆電話ではコイン不要)、オペレーターに緊急事態の場所と内容(警察・消防・病院の別)を告げます。英語で説明できない時には「ジャパニーズ・プリーズ」と告げれば、日本語通訳サービスを介しての通話が可能です。緊急時以外 には、「911」ではなく管轄の警察署へ直接連絡しましょう。
・総領事館への通報
思わぬ事態に遭遇しお困りの方は、総領事館の「邦人援護担当官」へご連絡ください。週末・休日は緊急時のための24 時間対応可能な電話システム(日本語オペレーター対応)も導入しています。
在ニューヨーク総領事館
電話:1-212-371-8222
弁護士、通訳に関する情報は、当館ホームページの下記URL からご覧になれます。
○弁護士情報:http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/l/bengoshi_list.html
○通訳者情報:http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/en/o/q2_list.html

【問い合わせ先】
在ニューヨーク日本国総領事館
299 Park Avenue 18th Floor, New York, NY 10171
TEL:(212)-371-8222
HP: http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/html/

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