映画『エゴイスト』主演・鈴木亮平さん、ライジングスター・アジア賞を受賞

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7月15日、ニューヨーク・アジアン映画祭でライジングスター・アジア賞を受賞した鈴木亮平さん(中央)。右は映画『エゴイスト』の松永大司監督(©NYAFF ©Gavin Li)

7月15日、ニューヨーク・アジアン映画祭でライジングスター・アジア賞を受賞した鈴木亮平さん(中央)。右は映画『エゴイスト』の松永大司監督

映画『エゴイスト』主演・鈴木亮平さんが、第22回ニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)2023でライジングスター・アジア賞(Rising Star Asia Award)を受賞した。『エゴイスト』は、世界的に注目度の高いアジア映画を紹介するStandouts部門に出品。7月15日にリンカーン・センターにて行われた上映の際に授賞式が行われ、舞台あいさつには鈴木さんとともに松永大司監督も出席した。

ライジングスター・アジア賞は、世界的にもっとも活躍が期待される俳優に贈られる賞。鈴木さんは、大河ドラマ『西郷どん』(2018)や『エルピス─希望、あるいは災い─』(22)に出演、『孤狼の血 LEVEL2』(21)では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をはじめとする数々の賞を受賞。最近では映画『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』の大ヒットも記憶に新しく、日本を代表する俳優の1人として活躍を続けている。

なお、2013年には鈴木さん出演の『HK/変態仮面』がNYAFFで観客賞を受賞。『エゴイスト』では、恋人とその母へ愛情を注ぐゲイの主人公を演じた繊細な演技が高く評価され、この度の受賞につながった。

鈴木亮平さんコメント

愛する街ニューヨークで、このような重要な賞をいただき非常に光栄です。
また、映画『エゴイスト』が国境や文化の違いを越えて評価されていることをとてもうれしく思います。
『エゴイスト』は「恋人との愛」「親子愛」「救い」などのテーマと共に、セクシュアリティーやアイデンティティーについて大きな気付きを与えてくれた、私にとっても特別な作品です。この作品がさらに世界中に広がり、たくさんの方々の心に届いてくれることを願っています。
あらためて、原作者の高山真さん、共演の宮沢氷魚くん、阿川佐和子さん、松永大司監督をはじめ、協力してくださった全ての方に感謝いたします。
「ライジング・スター」という名に恥じぬよう、今後とも俳優として、人間として研さんを積んでいきたいと思います。

(2023年7月22日号掲載)

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