トニー賞2026ノミネーション発表 二強独走と波紋広がる“スナブ”

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ノミネート最多は二強、『Ragtime』が追随

ブロードウェイ演劇界最高峰のアワード「第79回トニー賞」のノミネーションが発表され、2026年シーズンの勢力図が明らかになりました。授賞式は6月7日にニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催され、CBSおよびParamount+で生中継される予定です。

今回のノミネーションでは、ミュージカル部門で以下の作品が上位を占め、明確な“二強構図”が浮かび上がっています。

  • ノミネート最多作品
    『The Lost Boys』『Schmigadoon!』:各12ノミネート
    『Ragtime』(リバイバル):11ノミネート

また、主要部門のノミネート作品は以下の通りです。

Best Musical(作品賞)

  • The Lost Boys
  • Schmigadoon!
  • Titanique
  • Two Strangers (Carry a Cake Across New York)

Best Revival of a Musical

  • Ragtime
  • Cats: The Jellicle Ball
  • The Rocky Horror Show

Best Play

  • Giant
  • Liberation
  • The Balusters
  • (※一部作品は不明です)

作品賞(Best Musical)は上記4作品に絞られ、トップ争いは『The Lost Boys』と『Schmigadoon!』が軸となる構図です。一方、プレイ部門は比較的分散したノミネーションとなっています。


有力作・人気俳優も落選、“スナブ”に注目集まる

その一方で、今年は有力候補が選外となる“スナブ(snubs)”も大きな話題となっています。新作ミュージカルの『The Queen of Versailles』『Beaches』は主要部門でノミネートを逃し、注目リバイバルの『Proof』も無冠に終わりました。また、俳優ではLea Michele(『Chess』)やAdrien Brody(『The Fear of 13』)などが候補から外れる結果となり、選考の厳しさを印象づけています。

2025年4月末から2026年4月までに開幕した作品が対象となる今シーズンは、新作・リバイバルともに作品数が多く、“豊作年”と評されています。そのため、評価の高い作品でもノミネートに届かないケースが相次いだとみられます。

2026年トニー賞は、『The Lost Boys』対『Schmigadoon!』の二強対決が軸となる見通しです。一方で“スナブ”の多さも含め、例年以上に競争の激しい年となっています。

Text : Akiko Kudo

Editor-in-Chief, NY Biz. New York–based Broadway and performing arts writer with 30+ years of experience. NY Biz編集長。ニューヨーク在住。30年以上にわたり現地からニューヨーク情報を発信。幅広い分野をカバーしつつ、特にブロードウェイを中心とした舞台・パフォーミングアーツに精通。ttps://nybiz.nyc/broadway/

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