倫理は仕事の基本となる考え方を教える場所

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カリフォルニア州倫理法人会事務長 遠藤昭彦さん

From California Interview(3)

遠藤昭彦さん

倫理研究所USAは18年11月、「カリフォルニア州倫理法人会」を設立した。「南カリフォルニア倫理法人会」から改名した「ロサンゼルス倫理法人会」と「オレンジカウンティ倫理法人会」という二つの会をカリフォルニア州倫理法人会が統括する。カリフォルニア州カリフォルニア州倫理法人会事務長に就任した遠藤昭彦さんにお話を伺った。

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遠藤さんは、TM International LLCで企業コンサルティングをしている。クライアントは日米企業で、その中には誰もが知る企業もある。米国初の倫理法人会の初期メンバーである遠藤さんだが、倫理には「飯田会長にお付き合いしていたら、いつの間にか事務長になっていた」と、気負わない様子を見せつつも「倫理は仕事の基本となる考え方を教える場所で、それ聞くたび忘れかけていた大事なことを思い出します」と話す。

願いと祈りの違い

そんな遠藤さんが、カリフォルニア州倫理法人会設立式典の日に行われた倫理研究所理事長の丸山敏秋氏の講演に腹落ちしたことがあった。前日まで、グランドキャニオンに4泊5日でキャンプを行っていたという遠藤さんは、360度グランドキャニオンが見渡せる場所に座って景色を見ながら、大自然から自分に力をくださいと願った。地球を感じたり宇宙を感じることができるその場所で、その願いを口にすると、違和感を感じたという。「神様に力をくださいと言っていたけど、何か違うのではないかということを感じていて、帰ってきたら今日の丸山理事長の話だった」(遠藤さん)。その日の丸山理事長の講演の一つに、「願いとは自己の願望・欲望であるのに対し、祈りとは大自然の良くなろうという働きに心を合わせること」という内容があった。「祈りとは、生成発展の宇宙に心を合わせることであって『くれ』ではない。私たちは地球に返していく時期なのだなというのを感じました」と遠藤さんは話す。

肩肘を張らない姿勢

遠藤さんの倫理法人会に対する姿勢はあくまで肩肘を張らないものだ。「丸山理事長も言うように、倫理の十七カ条を初めから信じなくていいと思います。正しい内容だと思いますが、あくまで自分で体験して理解を得るべきです。宗教ではないのだから」と話す。会員の普及に対しても「人生に満足していて必要ない人に勧める必要はありません。必要と感じる人が自然に入って来るものです。その人が何か感じて、自分の人生に役に立つなと思えば入ればいいのです」と語った。

●プロフィル●
えんどう・あきひこ
TM International LLC。カリフォルニア州倫理法人会事務長。

(2019年3月30日号掲載)

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