間違えると怪我が悪化

0

ヨガで腰痛は治るの?(1)

〈コラム〉瓜阪美穂「理学療法士が教えます」 身体が痛い本当の理由 【第5回】

 

urisaka-066_35289

身体の不具合を改善する手段としてヨガ教室に通っている方も多くいらっしゃいますね。ヨガによって体幹を鍛えること、また柔軟性を高めることはとても効果的です。しかし身体の動きを適切に行わないと、かえって身体を痛める原因にもなってしまうので注意が必要です。

重要なのは、自分の身体に合った動きを意識してクラスを受けること。例えば身体を曲げても動きが途中で止まってしまう場合は、柔軟性が足りないからか、身体が痛みを感じて防衛的に動きを止めてしまうからかは、一見同じ反応に見えて違うものなのです。

どこをポイントとするかを知った上でヨガを行ったほうが、身体にとって安全で、効果的に上達します。たとえば前屈開脚ストレッチでは、つま先まで手を伸ばすという指示を受けた場合は、腰を更に痛めてしまう可能性があるので気をつけてください。大切なポイントは、つま先に手が届かなくてもいいので、腰を立て太股の後ろ側のストレッチを感じていることです。

上手な先生のもとで行うヨガは身体の不調を改善するには効果的です。しかし指示が的確でなければ、かえって怪我をすることが多いのも事実なのです。

ただヨガをすればいいのではなく、ヨガの動きの正しいポイントを知った上で、自分の身体の限界に合わせた動きをすることが大切です。
(次回は8月第3週号掲載)

瓜阪美穂〈筆者プロフィル〉
瓜阪美穂(うりさか みほ)  理学療法博士、整形臨床スペシャリスト。ニューヨーク州立大学ビンガムトン校を卒業後、南カリフォルニア大学理学療法博士課程を修了。ブロードウェイミュージカルのダンサーの理学療法士としても活躍中。米国の理学療法により、自身の身体に興味をもち、正しい動作を生活に取り入れることを目的に治療や指導を行っている。
【ウェブ】https://omptny.com/ja/

〈コラム一覧〉

Share.