ゆき姐のHappyに生きまっしょい！ 第17回目
台北の漢方薬屋さんでジンセンの花を初めて見ました、フェイクですけど
ＮＹでの楽しい夏休みも終わり、また日本での生活が始まりました。こちらは夜になると虫たちが鳴いていて、日に日に秋の気配が濃くなっています。そちらでは何十年ぶりかの地震があったり、大きな台風が来たり、ＮＹの友だちからもメールをたくさんもらいましたが、大丈夫ですか？ こんな自然の猛威を見るにつけ、地球は生きている、私たちはその上で暮させてもらっているんだあ、とつくづく感じてしまいますね。
さて、この夏休み、ＮＹに１カ月半ほどいた我が家の息子さん、ＮＹの友だちたちと目一杯遊び、学び、とても楽しかったようです。フィジカル的には背がぐっと高くなり、ハグした時に背中の筋肉ががっしりしてきたのには驚いてしまいました。そう、彼はＮＹでロングボードにはまってましたからねえ。週何日かはセントラルパークやアストリアパークで友だちと滑ってましたからね。日本に帰って来てから、「母さん、公園でロングボードやるから、一緒に来ない？」と誘われて、ついて行ってちょっとやらせてもらったのですが、これ半端なく身体を使うスポーツなの。息子の背中の筋肉もそりゃつきますわ、ってな感じでした。
それともうひとつ彼がＮＹではまっていたのが、ＡｒｉＺｏｎａの緑茶。これはＮＹではどこのスーパーやデリーにも置いてありますが、日本じゃインターナショナルショップのほんの一部にしかありませんし、しかも値段はＮＹの３倍。だもので、家で作ることにしました。たまたま台湾に仕事で行きましたんで、ジンセンを買ってきまして（台湾の方が安いからね）、オレンジハニー、緑茶を（中にこれらが入っていると書いてあったんで）お湯に混ぜて、こんな味？ もうちょっと緑茶入れる？ とか、息子とああだこうだ言いながら作りました。近い味のものができあがったときには、私も息子も、うん、これで日本でも大丈夫だ、とお互いホッと胸を撫で下ろしました。なんでしょか、日本にも美味しい飲み物はあるのですが、ＮＹがやっぱり恋しいのでしょうかねえ、ＮＹで暮らしているときには日本のものが恋しかったのに、なんだかこの頃反対になってきたなあと思ったりしています。
（プロフィール）兵藤ゆき（ひょうどう ゆき）深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに、1982年テレビ界に進出。96年長男誕生後、夫の留学先であるＮＹで子育てを中心に生活。現在は、ＮＹと日本を行き来し活動中。ＮＹで見た参考になる子育てをまとめた本「子どもがのびのび育つ理由」など著書多数。新刊、ＮＹでの英語体験を漫画とエッセーでまとめた「これで英語がちょっとできるようになりました。」（アスコム出版）も好評発売中。現在、テレビ、ラジオ、執筆などで活躍する傍ら、ＮＹでの子育てや異文化体験の講演依頼も多数あり、全国に出向いて行っている。ストレスフリーをテーマにしたインナーなどのブランド「ゆきねえインク」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍中。小学校英語準認定指導者資格、チャイルドコーチングアドバイザー資格、ペット介護士資格、各種洋裁正教員資格を有する。
