〈コラム〉Dr. Clara Lee「歯のおはなし」8回

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How to Have a “Happy Dance” Moment

“ハッピーダンス”を踊る時

私の歯科医院で1カ月ほど前に東日本大震災の募金集めのイベントをしました。
歯のクリーニングとチェックアップの治療費を寄付するというもので、患者さんが支払った金額と同額を当院が負担して、合算したものをJapanese Medical Society of Americaを通じ義援金として届けました。2日間のイベントを終えた時、患者さんたちと私たちが共有した思いがある光景を思い出させました。
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あれは、娘の5歳のバースデーパーティーで見た光景です。
米国の子どものバースデーパーティーでは“pin-the-tail-the-donkey”のゲーム(日本の「福笑い」みたいなもの)がよく行われます。その順番待ちをしていた6人の子どもたちが、自然に皆で手をつないでぴょんぴょん跳ねながら、とても楽しそうな声を出し合ってるのです。娘が時々、この”happy dance”を一人でするのは見掛けていましたが、他の子たちも一緒になってダンスをしている姿に、私も仲間に入れてほしいなと思ったほど、幸せな気持ちになったのです。
◇  ◇  ◇
今、日本では“絆”という言葉がよく聞かれるそうです。
近い将来に、一人でも多くの方が“Happy Dance”を踊れる日が来ることを祈ります。
また、歯科医として、患者さんの治療を終えた時、お互いに“Happy Dance”の気分になれるよう、患者さんとの絆を大切にしながら口腔(こうくう)内健康のお役に立ちたいと切望します。
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歯はとても大切な器官。適切なケアをしていけば一生使うことも十分可能でしょう。よく◇(か)める歯は体の健康に役立ちます。
そんな大切な歯と、あなたも“Happy dance”が踊れますように!
(次回は6月11日掲載)(「WEEKLYBiz」2011年5月14日掲載)
〈プロフィル〉Dr. Clara Lee ニューヨーク大学歯学部卒業。ニューヨーク大学ブルックデール病院でチーフレジデンス修了。13年以上に及ぶ臨床経験は一般歯科、コスメティック、インプラントを含む。インビザライン認定医。Waterside Dental Care院長として古山医師と共に、多くの日本人患者さんを治療。Dentistryをこよなく愛している。記事提供:Waterside dental Care(Tel:212-683-6260)

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