〈コラム〉「理香先生の歯のアドバイス」第6回

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自分に合った歯医者の探し方

良い関係が築けるかをチェック

さて、あなたが新しい街に来て朝食を取っている最中に詰め物が取れてしまったとしましょう。もしくは海外に長期間滞在中、歯医者に一度も行ったことがないとします。それは歯医者に行くことを恐れている、もしくはどうやって自分に合った歯医者を見つけていいのか分からないからかもしれません。でも、避けては通れないことで、早いうちに歯医者を探さなければいけません。
あなたが歯医者を探している時、ほとんどの歯医者がDDSもしくはDMDというタイトルを持っていることに気が付くでしょう。DDSはDoctor of Dental Surgery、DMDはDoctor of Dental Medicineの略で、どちらも同じ学位を示し、公認の歯科学校を卒業しています。どちらの称号を使うかは大学が決めることです。
ここに、自分と自分の家族に適した歯医者の探し方をいくつか挙げておきます。
第一に、友人や近所の人、会社の同僚などに良い歯医者を聞いてみてはどうでしょう? どうしてその人たちがその歯医者を選んだのか、理由を探してみましょう。しかし、あなたが歯医者に求めているものと、その人たちとは違うかもしれません。似たような治療を受けた人を探して質問してみることが大事です。特に審美治療であるクラウン、ブリッジ、またはベニアなどの施術をする際は重要です。全ての歯医者があなたの求める審美観を持っているとは限りません。
また、自分自身あるいは歯医者への質問をいくつか挙げてみましょう。
あなたが以前通った歯科医院は、あなたの家や職場に近いですか? 診療所を訪れた時、歯科医やスタッフはあなたの質問に満足に時間を掛けて答えてくれましたか? 診察室は清潔でしたか? 治療や歯科検診などに関する記録がきちんと残されていますか? 歯科医はあなたの歯だけでなく、健康状態を認識してくれましたか? 緊急連絡先を教えてくれましたか? そこではどんなシステムをとっていますか? 歯科医があなたの特別な状態や必要性に対して、十分な説明をしてくれましたか? 他の治療方法やもし病気の兆候が見られる場合、予防法やメンテナンスを話し合いましたか? 歯科医やスタッフはあなたの期待や必要性にしっかり耳を傾けてくれましたか? 治療前に治療方法や掛かる期間、費用、支払い方法、保険の補償範囲、そして治療後のメンテナンスについて話し合いましたか? その歯医者では専門医への紹介のシステムはスムーズでしたか? これらのこと以外に、丁寧な応対を受けましたか?
あなたが自分自身あるいは家族に合った歯医者を見つけた時、歯医者との良い関係が健康的な笑顔を維持する重要な鍵となることでしょう。
Rika Furukawa〈プロフィル〉古川理香(ふるかわ りか) メリーランド大学ボルチモア校歯学部卒業。AGD、ADA、NYSDA会員。ニューヨークで歯科医として「Rika Furukawa, DDS, LLC.」開業。

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