世界最大級の恐竜「タイタナソー」出現

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アメリカ自然史博物館に模型

 

15日からの一般公開に先駆け14日、アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)で世界最大級の恐竜、通称「タイタナソー(The Titanosaur)」の模型がメディアに公開された。

 

The Titanosaur

展示室から頭部をのぞかせる巨大恐竜「タイタナソー」=14日(撮影:小嶋)

 

展示室に収まりきらずに飛び出した巨大なタイタナソーは全長37.2メートル、高さ2.9メートル、体重は70トンとアフリカ象の10倍の重さ。

模型は化石から3Dプリンター使い制作

恐竜の化石は南米アルゼンチン・パタゴニアでの18カ月の発掘作業の末発見された84本の骨のレプリカを使用。模型は化石をレーザーでスキャンして設計図を作成し、3Dプリンターを使って繊維ガラスから制作した。化石の一部も期間限定で公開される。ティタノサウルスの仲間に分類されているが、まだ種名は付いていない。

アメリカ自然史博物館古生物部門キュレーターのマーク・ノレル氏(中央)と古生物学者でタイタナソー発掘作業に参加したディエゴ・ポル(右)=同

アメリカ自然史博物館古生物部門キュレーターのマーク・ノレル氏(中央)と古生物学者でタイタナソー発掘作業に参加したディエゴ・ポル(右)=14日(撮影:中川)

 

発掘チームの一員で古生物学者のディエゴ・ポル氏は、「数日間作業をして、これはとんでもなく巨大だと分かった」とコメント。同博物館キュレーターのマーク・ノレル氏は、「天井ぎりぎりの大きさ。もし入りきらなかったら、前足を折り曲げてねじ込むしかなかった」と述べ、会場を盛り上げた。

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