宮嶋みぎわ率いるジャズバ​ンド、NYデビュー

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「理想的な社会のようなバンドを作りたい」

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ニューヨークデビューした「ミギー+ニューヨーク・ジャズ・オーケストラ」。指揮者が宮嶋みぎわさん(右)。会場は、これまでも才能ある若手に演奏の機会を数多く提供してきたブルックリンの「ShapeShifter Lab」=7月28日、ニューヨーク(撮影:鈴木貴浩)

ミギー+ニューヨーク・ジャズ・オーケストラ

2011年、14年の2回、グラミー賞受賞したニューヨークの老舗ジャズバンド「ヴァンガード・ジャズ・オーケストラ」の副プロデューサーでジャズピアニスト兼作編曲家の宮嶋みぎわさんが「ミギー+ニューヨーク・ジャズ・オーケストラ」を率いて7月28日、ニューヨークデビューを果たした。

メンバーはNYで活躍する演奏家17人を選出

日本では1999年から自らのジャズ・バンドで活動している宮嶋さんだが、ニューヨークでの演奏会は初めて。「理想的な社会のようなバンドを作りたい」という思いを込め、ニューヨークで活躍する演奏家の中から、男女混合で若手からグラミー賞を複数回受賞のベテランまで含まれた17人のメンバーを選出し、デビューライブに挑んだ。自身はピアノ演奏・指揮・MCを担当し、自ら作編曲した8曲を披露。鳥の鳴き声を採譜して曲に組み込んだり、通常は脇役であるドラムセットの一部「ハイ・ハット」を主役としてフィーチャーするなど、奇想天外なアイデアと伝統的なジャズ表現を組み合わせた楽曲に、多数のファンや音楽関係者で満席となった会場からは大きな歓声が上がった。
今後は年2~3回の定期演奏会やツアーを実施していく予定。
ウェブ】miggymigiwa.net/
(2015年8月8日号掲載)

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