音楽の殿堂「カーネギーホール」125周年を迎える

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豪華音楽家らと共に祝う

音楽の殿堂として世界に知られるコンサートホール「カーネギーホール(Carnegie Hall)」が5日、創設125周年を迎えた。同日夜には125年記念ガラ・コンサートが開かれ、チェロ奏者のヨーヨーマ(Yo Yo Ma)など世界的な音楽スターが揃う豪華ステージとなった。

125年記念ガラ・コンサートの模様(Chris Lee)

125年記念ガラ・コンサートの模様(Chris Lee)

“鉄鋼王”と呼ばれる米国の実業家・慈善家アンドリュー・カーネギー(Andrew Carnegie)が創立者で、設計はウィリアム・タットヒル(William Tuthill)が担当。1891年5月5日に作曲家チャイコフスキーが行ったコンサートが初の公式公演。1925年にアンドリュー・カーネギーの未亡人が不動産開発業者に売却後、幾度となくホールの運営継続が危ぶまれたが、バイオリン奏者アイザック・スターン(Isaac Stern)を中心に救済活動が行われ、1960年にはニューヨーク市が買い取った。そのため、カーネギーホールのメイン・オーディトリアム「Stern Auditorium」には、スターンの名がつけられている。現在は運営を非営利団体「カーネギー・ホール・コーポレーション」に引き継がれ、寄付金や会員費などで運営されている。寄付金などの詳細については、公式サイトにて。

1891年のカーネギーホールの外観(Carnegie Hall Archives)

1891年のカーネギーホールの外観(Carnegie Hall Archives)

クラシック音楽を中心に、ジャズ、ポップスなど幅広いジャンルを広め、教育プログラムや後進の教育にも熱心なホールとして知られる。かつてはニューヨーク・フィルハーモニックの本拠地であった。

125

125周年のための特設サイトでは、ホールの歴史や今後の取り組み、新シーズンのプログラムについて紹介されている。

■カーネギーホール情報
on 57th St& 7th Ave, NYC
www.carnegiehall.org

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