NYでも「白人主義のオスカー」にプロテスト

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アッパーウェストサイドのABC放送前でも抗議デモが

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2月28日に開かれた米アカデミー賞において演技部門の候補者20人が昨年に引き続き、全員白人となった件で、アッパーウェストサイドのABC放送前でも抗議デモが行われた。アッパーウェストサイドの住民で、抗議デモを見ていた63歳の女性は報道に対し、候補者に人種偏重が激しすぎるのでアカデミー賞を見るのはやめたと話し「メディアに登場する白人の割合は、国の実情を反映していない。私たちはこんなにさまざまな人種にあふれた国に住んでいるのに。これは正さなければ」と述べた。

式典当日は、黒人映画監督スパイク・リー氏などが参加をボイコット。司会の黒人コメディアンクリス・ロック氏も壇上から有名な「ピープルズ・チョイス」賞をもじり(アカデミー賞は)「ホワイト・ピープルズ・チョイス」(白人による選択)だと皮肉交じりに述べた。

授賞式当日、ハーレムのレゲエクラブ「シュライン」では式典をボイコットした黒人の俳優や映画関係者によるパーティーが開かれ、参加者は本当にオスカーに見合う映画や俳優を選ぶ投票を行うなど楽しんだ。

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