〈Topic〉矢野顕子トリオ NYC公演 日米のファン堪能

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迫力のパフォーマンスで魅了

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パワフルな演奏と歌声で観客を魅了した矢野顕子さん=1月31日、ニューヨーク(撮影・工藤)

シンガー・ソングライターでピアニストの矢野顕子さんが1月31日、イーストビレッジにあるJoe’s Pubで1年ぶりのニューヨーク公演を行った。
昨年に引き続き5年目となる同公演は70年代からの矢野さんの良き友人、古豪リズムセクションのウィル・リーさん(ベース/ボーカル)とクリス・パーカーさん(ドラム)との共演。気心しれた音楽仲間と息の合ったパフォーマンスを披露した。
ライブでは、昨年3月に日本で発売となった最新オリジナルアルバム「飛ばしていくよ」から、「Never Give Up on You」や、YMOワールドツアーの破天荒な演奏で海外人気も高い「在広東少年」のセルフカバー、自身のアレンジによるオフコースのカバー「YES-YES-YES」、伊勢丹オフィシャルソング「ISETAN-TAN-TAN」などバラエティーに富んだ10曲を演奏した。
会場は立ち見客も出るほどの盛況ぶりで、日本人のみならず、ニューヨーカーの姿も多く見られた。友人に誘われて来たというブルックン在住のアンジェラ・コルフさんは、「キュートな歌声なのに、迫力のあるパフォーマンスでひき込まれた」と話した。また、日本では味わえない雰囲気だから、と東京からこの日のために渡米したというファンの姿もあった。
矢野さんはライブ後、「天候がいつもリスキーな真冬のライブですが、たくさんの方々が来てくださって、本当にうれしいです。また皆さんを熱くするライブをやりますので、来てくださいね!」とコメント。

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ライブ後、観客の拍手に応えてあいさつをするトリオ=同

5月からは日本各地で公演を行う。夏恒例となっているウィルとクリスとのトリオでのツアーも計画中だという。
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年2月7日号掲載)

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