NY歴史問題研究会第43回例会

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戦争記録映画を上映、“虐殺の捏造”あらためて解説

「映像とともに振り返る南京事件(2)」

熱心に映像を見る聴衆ら=2月25日、ニューヨーク(撮影:野村)

熱心に映像を見る聴衆ら=2月25日、ニューヨーク(撮影:野村)

ニューヨーク歴史問題研究会は2月25日、第43回例会(2月例会)「映像とともに振り返る南京事件(2):国家の汚名返上に向けて」を開催した。前回に引き続き、「南京事件」を取り上げ、今回は、当時の南京の戦争記録映画を上映中心に説明がなされた。同会会長の高崎康裕氏が講師を務めた。

今回上映されたのは、「南京」と題した東宝文化映画部作品である戦線後方記録映画。1937年に日本軍が中国の当時の首都である南京市を占領した前後の様子が、従軍カメラマンの撮影した映像でまとめられている(指導:軍特務部、解説:徳川夢声)。95年に再発見された貴重な映像の上映だったということもあり、会場は満席で通常に比べ女性が多く参加していた。日本軍の入城、南京市民の生活をリアルに捉えた貴重な映像に多くの聴衆は見入っていた。

上映の前には「南京事件」の説明や、“虐殺”があったかどうかの考察がされた。特に、この南京戦で日本軍を率いた元司令官の大将である松井石根司令官下命を取り上げ、「この下命の南京市民への方針に虐殺があったとは思えない」と高崎氏が説明し、また当時の現地の新聞に「日本軍のおかげで平和が戻った」と記載されていることも紹介された。

高崎康裕氏

講師を務めた高崎康裕氏=同

虐殺、捏造(ねつぞう)説が生じた経緯など、時間軸を追って説明され、初めはニューヨーク・タイムズのダーディン記者による「2万人の虐殺と暴行」の証言が、徐々に中国側による反日教育と世界的キャンペーンの影響で“数字”が大きくなり、事実と信じがたいずれが生じていると、高崎氏は説明した。また、捕虜を惨殺したとされる「幕府山事件」などについても、“冤罪”であることが資料を基に説明された。

また、「南京事件」が国連教育科学文化機構(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録されたということで、われわれ日本人がどう考えて対応していくべきかについて語った。

高崎氏が「歴史力を磨き、歴史をどういうふうに理解するか。日本と背後に交差したさまざまな価値観を全体像としてとらえ、日本に対する批判を日本の立場や主張を事実に沿って展開していく」ことが必要であると締めくくると会場は拍手で包まれた。

次回例会は3月30日。同会の活動の詳細はwww.nyrekishikenkyu.orgを参照。

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