〈ニューヨークライフ〉ミリタリージャケットの草わけブランド「Cockpit USA」

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上質な素材と一流の縫製
徹底した『メード・イン・USA』が誇り

防寒性、耐久性、ファッション性に優れ、冬のアイテムとして欠かせない、ミリタリー仕様のフライトジャケットやレザージャケット。それらミリタリーファッションのブランド、かつ米軍の公式サプライヤーとして展開しているのが、「Cockpit USA(コックピット・ユーエスエー)」だ。
1975年に創業された米軍複製フライトジャケットの老舗、「Avirex(アヴィレックス)社」の創設者であるジェフ・クライマンさんによって手掛けられた同コレクションは、大戦の歴史をしのばせながらも、古さを感じさせないデザイン。人気アイテムは、映画「トップガン」でトム・クルーズが着用したパイロットジャケットを忠実に再現した「G―1」や、米国海軍が艦上攻撃機で使用したモデルのジャケット「A―6」だ。
「私たちの誇りは、商品の縫製や加工を国内で行うことはもちろん、レザーも北米産のヤギ革や馬革、羊革を利用するなど、徹底した『メード・イン・USA』を貫いていることです」と語るのは、創設オーナーの1人であるジャッキー・クライマンさん。日本ではモッズコートと呼ばれ人気を博す軍用パーカ「N―3B」も、本物のコヨーテの毛皮を利用し、高級感のある仕上がりとなっている。また、長年の険しい戦闘飛行を経たからこそ得られる、着込んだレザーの風合いを再現するために施された特殊なビンテージ加工も、同ブランドならでは。細部までこだわり、上質な素材を利用して作られた商品だからこそ、一生モノとして持ち続ける価値がある。
日本をはじめ世界中に多くのファンを持ち、カタログやインターネット販売も行っている同社だが、現在、店舗はニューヨーク・ミッドタウンのビル12階にあるショールームのみ。「お客さまの好みを深く理解し、採寸させていただき、ご納得いただける商品を提案します」とクライマンさんが言うように、既製品のサイズ調整や、オーダーメードなども含め、顧客のどんな要望にもきめ細やかに対応してくれる。来店前に電話をすれば、倉庫から最適な商品やサイズを取り寄せておくことも可能。コーヒーを飲み、リラックスしながら商品を選ぶことができるその空間からも、「特別感」を味わうことができる。
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Cockpit USA
【住所】15 West 39th St 12Fl NYC【電話】212-575-1616
【営業時間】月―金 午前10時〜午後5時半※土日は電話予約のみ
(「WEEKLY Biz」2013年11月23日号掲載)

米国海軍レプリカ

米国海軍レプリカ「A―6 イントルーダージャケット」

コヨーテの毛皮をあしらった軍用パーカ「N―3B」

コヨーテの毛皮をあしらった軍用パーカ「N―3B」(写真はいずれも提供)

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