「ダブルダッチ世界選手権」で準優勝

0

NY育英学園ダブルダッチの6年生チーム

 

ニューヨーク育英学園(ニュージャージー州イングルウッドクリフス)ダブルダッチチームは6月7日から10日の3日間にわたってサウスカロライナ州のサムター市(Sumter)で行われた「ダブルダッチ世界選手権(AMERICAN™ DOUBLE DUTCH LEAGUE)」(アメリカンダブルダッチリーグ)に過去最多となる4学年4チーム、15人が出場し、ツインスピード部門で準優勝を果たした。今回準優勝したのは6年生チーム「ニンジャ」の田窪藍さん、篠田海音くん、菅沼木乃香さん、廣井優貴子さんの4人。

ダブルダッチとは2本の縄を使って行う縄跳びで、二人の回し手が回す縄の中で軽快に飛んだり、パフォーマンスを行うスポーツ競技のこと。

同大会は、学年別の部門に分かれ、事前に米国各州で予選が開催される。同学園は5月に行われたステート大会を突破し、この世界選手権へ出場を果たした。大会内容は、規定演技、スピード競技、フリースタイル競技の3種目から構成され、その合計点の結果から、上位5チームが3日目の本選へ駒を進められる。1日目に規定・スピード、2日目にフリースタイルと別部門のツインスピードを行った。

選手たちは、本番では緊張していたものの、ほとんどミスの無い完璧な演技を行い、ニューヨーク育英学園から出場した4チーム全てが予選を突破した。

予選で30人以上の日本代表の洗練されたパフォーマンスを見て「まだ跳ぶ回数を増やせる!」と納得がいっていない6年生チーム、篠田くん。篠田くんは予選で、自己記録や育英記録の更新、総合得点で500点を超える完璧な演技を行ったにもかかわらず、まだ努力次第では改善できると確信した様子だった。淡々と日本選手団の立ち回り方や、跳び方などの動きをよく観察し、決勝である最終日に臨んだ。

3日目となると、選手間の友情も生まれ、同学園以外のサウスカロライナチームや日本代表チームからも声援が聞こえてくるように。6年生チーム「ニンジャ」は2分間のスピード競技ではノーミスで予選の記録を上回る271回を跳んだ。例年であれば余裕で優勝できる点数だが、他のチームのレベルがあがっており、結果は惜しくも3位に。
ツインスピード部門では日本代表チームを破り、準優勝を収めた。

ほかの学年も4年生チーム「ヒカリ」、5年生チーム「ガンバ」が3位、7年生チーム「サクラ」が5位に入賞した。両手にトロフィーを持って、完全燃焼したからこそ、喜ぶ彼らの笑顔は本当に輝いていた。

今大会では多くの成長と、課題が見つかる良い大会となった。努力すれば結果が伴うことも子供たち自身が経験をした。
次の世界大会に照準を合わせ、部員一人一人が始動しはじめた。(提供記事)

問い合わせはニューヨーク育英学園(Japanese Children’s Society, Inc.)201-947-4832(担当:加藤・笠間)まで。

(2017年7月15日号掲載)

Share.