巨大恐竜「ティタノサウルス」を年に一度のお掃除 @アメリカ自然史博物館

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アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)が誇る恐竜セレクションの目玉、巨大なティタノサウルス(The Titanosaur)の一種、「パタゴティタン(Patagotitan mayorum)」の模型の掃除風景が8月14日、メディアに公開された。

全長37.2メートルの巨大ティタノサウルス、「パタゴティタン」の模型(撮影:坪倉)

2016年1月から展示されているこのティタノサウルスは、全長37.2メートル、体重約70トンで、アフリカゾウ10頭程の大きさと推測されており、人気の巨大クジラの模型と並ぶ、当博物館のアイコンの一つとなっている。

当博物館ディレクターのディーンさんによると「ほかの恐竜の模型は年に二度ほどの掃除を行うが、パタゴティタンは巨大なので掃除が困難で少なくて年に一度」しかできないとのこと。その掃除は「一般家庭で掃除をする方法と同じで、ブラシやバキュームを使う」といういたってシンプルな方法。博物館のメンテナンスマネジャーがリフトを使い、天井にも届きそうなほど高い位置にあるパタゴティタンの首や背中、歯などを部分ごとに丁寧に掃除した。

リフトを使い首や背中、歯などを部分ごとに丁寧に掃除する博物館のメンテナンスマネジャー(撮影:竹内)

パタゴティタンの模型は館内4階にあるMiriam and Ira D. Wallach Orientation Centerで展示されている。博物館は毎日午前10時から午後5時45分まで営業しており、入場料は大人23ドル、学生・シニア18ドル、子供(2〜12歳)13ドル。詳細はwww.amnh.org/参照。

(2018年8月18日号掲載)

 

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