エドマンド・ドゥ・バール氏の作品で先鋭的なインスタレーション展開

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フリック・コレクション「Elective Affinities」展示

アッパー・イーストサイドにある美術館、フリック・コレクション(The Frick Collection)では5月30日から、英国の陶芸家兼作家、エドマンド・ドゥ・バール(Edmund de Waal)氏の作品による「Elective Affinities」と題したインスタレーションを展示している。11月17日まで。

Edmund de Waal (b.1964), that pause of space, 2019, porcelain, gold, alabaster, aluminum, and plexiglass, on view in the North Hall, 22 13/16 × 29 15/16 × 11 inches, © Edmund de Waal. Courtesy the artist and The Frick Collection; photo: Christopher Burke

今回、磁器や鋼鉄、金、大理石、ガラス製の容器を枠に収めた構築的なバール氏の作品を、同館のメインギャラリーやノースホール、ダイニングルーム、ライブラリーなどに常設された九つの作品と共に組み合わせるように併置。角度によって見え方の違いを楽しめる、先鋭的なインスタレーションの形を展開している。

プレスプレビューで話す陶芸家兼作家のエドマンド・ドゥ・バール氏=5月30日、ニューヨーク(撮影:中沢)

なお、今回は同館の装飾芸術のキュレーターを務めるシャーロット・ビニョン氏がキュレーションを手掛けた。

(2019年6月8日号掲載)

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