〈コラム〉導院整体センター、鈴木規正「心身整体道場」第20回

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「健康になる」とはどういうことか?

「健康になる」とはどういうことか? 自分自身の生き方を変え、人生を新たにすることです。回復や修正ではない“新しい自分を選択”し、自分が新生すること。平癒原理「健康=意識(生き方)×環境」、に即応した生き方をする。
一時的な修正や改善ではだめ。例えば、(1)痛いから薬(痛み止め)を飲む(2)ズレた箇所を指摘、戻すこと(3)筋肉弛緩注射を打つこと(4)針で麻酔効果を出す―等。確かに一時的には痛みがなくなりますが、症状は繰り返します。多くの患者が、長年に渡り同じ痛みを繰り返すのが現実です。
理由は、根本原因を残したまま、いくら症状を改善/回復してもだめだからです。手技による背中診察で「体のバランス、筋肉の張り方・量質・硬軟、内臓器の冷/熱、硬/弱、死/活、骨盤転位や捻転等」、患者の根本問題を全体把握できます。世の中が不況を脱却するためにはファンダメンタルズの好転が必要なように、人間が健康になるには、痛みの原因(根本要因)をなくし、自身の体を新しい意識・環境下に置かないとだめです。すると体の痛みが無くなる。
では手術をすれば良いのか? それは根本要因を残したままの処置に過ぎません。以下は、手術なしで回復した具体例です。
【実際の事例】
Mさん(ロシア人男性、55歳、宝石商):座骨神経痛やヘルニアで、4年間、各病院を回り数人の専門医から手術と宣告される。本人はモスクワの最高権威の病院にも行ったが治らず。顧客(当院で治った)から聞き来院。腰椎の周辺筋肉群・靭帯が硬直して血管・神経を圧迫し、左右骨盤高差4センチ以上も仙骨・腰椎転位あり、さらに骨盤が捩れていた。これでは腰椎症(背骨間の軟骨が潰され減少)になるのは当然。
Sさん(米女性、56歳、映画監督):12年前から、腰椎症で、各病院を回りMRIやレントゲン検査で3人の専門医から手術をしないと将来、歩けなくなると宣告された。しかし、本人は絶対に手術はしたくないと当院へ来院。職業柄、数週間自宅にこもっての徹夜の編集作業は体を冷やして腰痛を招くと、来院を繰り返した。今回は、彼女が生活態度や環境を変えることを約束。
両人に対して、腰椎の周辺筋肉群の緩解指圧後、骨盤バランスを調整し、腰椎骨盤の角度調整、腰椎骨間の間隙を開き調整。その後は足腰筋、腹筋や背筋のストレッチ・筋トレを行い、3回程の施術で痛みが消えました。
その後Sさんはギリシャに行き、2カ月後に帰国した時には現地の暖かい気候と毎日の石段の上り下りで足腰の筋肉が強化され、腰痛がすっかり治っていました。その後ドクターR(ニューヨークで有名な整形外科手術の第一人者)は数年間のMRIフィルムを検討後、Sさんが軽やかに歩くのを見て「手術は必要ない」と言明されました。その上、12年前のフィルムと比べ症状が改善されているのに驚き、“整体手技による自然治癒のすごさ”に賛同されました。
(次回は11月第1週号掲載)

Nori at NYGoCenter.〈プロフィル〉鈴木規正(すずき のりまさ) 指圧・整体師。「導院整体センター」院長。日本指圧医会/桜医会会員。米国で17年以上にわたって整体指圧を行い、慢性痛(腰痛、肩凝り、膝足痛)などの治療にあたり、また整体治療を通して心身の健康回復をサポートする。自身が開講する指圧教室では450人以上の生徒を育成。

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