〈コラム〉12月はハーレムで楽しもう!

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Harlem_columnトミー富田「ハーレム浅草下町考」Vol. 41

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「JB通り」は126丁目と7番街(アダム・クレイトン・パウエルJr.ブルーバード)の角

2014年最後のコラムとなる今回は、ハーレムの楽しみ方をご紹介します。
〈ジェームス・ブラウン通り〉
ハーレムの中心、125丁目に来たらまず新名所「ジェームス・ブラウン(JB)通り」へ。126丁目と7番街の角が先月22日、正式に「James Brown Way」と命名されました。ここは丁度、アポロシアターのバックステージに繋がる道。アポロシアターでデビューし、2006年のクリスマスに亡くなった直後は同地で追悼式も行われました。この道から何度もバックステージに向かったJBを思いながらこの角に立ってみましょう。
〈クリスマスのゴスペル劇〉

12月恒例、イエスの生誕をクリスマス・キャロルで綴る「NATIVITY(ネイティビティ)」を、オール・ブラック・キャストで“ゴスペル”で綴る「ブラック・ネイティビティ」は、約50年前から各地で上演され、昨年はジェニファー・ハドソンやラッパーNAS等出演によるハリウッド映画も作られたほど。今年はハーレム文化を称え、R&Bやヒップホップテイストも加えた現代劇「SOUL NATIVITY(ソウル・ネイティビティ)」が、142丁目西のHSAシアターで21日(日)まで上演され、4年振りに「ハーレム・ジャパニーズ・ゴスペルクワイヤー」が客演しています。詳細はhttp://hsanyc.org/にて。

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私が1997年に創設した日本人ゴスペルグループの熱唱を是非

〈カウントダウン〉
大晦日をハーレムのジャズで締めくくるなら、先述のジェームス・ブラウン通りの目の前にあるアルハンブラ・ボールルームへ。大晦日の午後1時から5時まで、地元で人気のジャズメンとタップダンサーによるニューイヤーズ・イブ・パーティが開催されます。是非ダンスシューズを持って出掛けましょう。詳細は、212・926・6211まで。
ウィークリー・ビズをご覧の皆さん、今年はどんな1年でしたか? 2015年も沢山のいいことがありますように。 (トミー富田)
(次回は2月第2週号掲載)

 

〈筆者プロフィル〉トミー富田(トミーとみた) 東京浅草生まれ。ニューヨーク・ハーレム在住23年の音楽プロデューサー。1994年にアジア人初の「Dr. マーティン・ルーサー・キングJr. アワード」を受賞。ハーレム商工会議所会員。アポロ劇場ボードメンバー。20年以上続けている大人気の「トミー富田のハーレムツアー」は、日本からのファン、リピーターが多いことでも有名。■トミー富田のハーレムツアー 電話:646・410・0786 ウェブ:tommytomita.com

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