〈コラム〉ファイナンシャルアカデミー代表 泉正人「社会人のための資産運用」第3回

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投資信託 実は初心者向きではない商品も

前回(3月3日号)では以前私が投資信託を買ったお話をいたしました。今回は、その投資信託についてお話ししたいと思います。
投資信託は、私たち個人投資家から集めた少額の資金を一つに集め、ファンドマネジャーと呼ばれる金融のプロが、まとめて運用をするというものです。いくつもの商品に分散する手間がかからないということで、投資初心者向きの商品だと言われています。
けれども投資信託は本当に簡単で手間がかからないものなのでしょうか。
◇  ◇  ◇
通常、投資信託は複数の商品に投資します。株式だけ、債券だけ、という商品も中にはありますが、株式と債券のどちらにも投資していたり、外国株や信用取引といった、とても初心者向けとは言えない商品が組み込まれたものも沢山あります。
プロのファンドマネジャーが運用してくれているとは言っても、投資信託を何年持ち続けるのか、いくらまで下がったら見切りをつけて売却するのかといった判断を下すのは私たち自身です。
そのとき自分でよく理解できないようなものが組み込まれている投資信託について、正しい判断を下すことができるでしょうか? 難しいと思われる方が多いのが実際だと思います。
また投資信託は支払った金額全てが運用に回されるわけではありません。様々な手数料などが引かれるため、なんと、多くの投資信託は買った瞬間にマイナスになってしまうのです。
次回は、その投資信託の手数料についてお話ししたいと思います。
(次回は5月5日号掲載)

「お金の教養」〈プロフィル〉泉 正人(いずみ まさと) ファイナンシャルアカデミー代表、金融学習協会理事長、神戸夙川学院大学客員教授。経済入門から資産運用までの幅広いファイナンシャル教育を行う。受講者が18万人の「お金の教養」=写真=プログラムをニューヨークでも開催。http://us.Financial.ac

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