〈コラム〉カブトムシ

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ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第40回目

夏祭り、東京でも阿波踊りをやってました

夏祭り、東京でも阿波踊りをやってました

暑い日が続いていますが、NYの皆様いかがお過ごしですか?
日本では土日になると、どこかで必ず夏祭りや花火大会が開催されていて、ゆかた姿の老若男女で賑やかでございます。
賑やかと言えば、やっぱりセミの声。朝早くから、シャーシャーシャーと大騒ぎ。
朝早くからといえば、ラジオ体操。うちの近所の公園でもやっているようです。って、行ってないのかよ、でございますが、体操帰りの子どもたちには何回か会いました。みんな朝からハイテンションで可愛い。ゆかたにセミ、ラジオ体操って、やっぱり日本の夏の定番という感じです。
あっ、そうそう忘れていました。日本の夏の定番で、「カブトムシ」を忘れてはいけません。七夕祭りの前後あたりから、ペットショップや大手スーパーマーケットにカブトムシ売り場ができ、子どもたちが集まって来ます。飼育係りのお兄さんに、つがいで買ってしっかり世話をすれば、卵を産んで、来年はたくさんのカブトムシが登場するよ、なんて教えてもらい、親を説得して買ってもらうわけです。
カブトムシを捕まえに行く、つわものどももいます。東京に住むパパ友たちが、うちの息子が7歳くらいの時、自分の娘や息子たちと一緒にカブトムシ獲りに連れて行ってくれたことがありました。夕方出発して夜遅く森に入り、活動し始めたカブトムシを捕まえるのですが、そのパパ友たちは小さい時から捕まえているらしく、子どもたちにきびきびと指示をし、安全かつダイナミックに次から次へとカブトムシを見つけ、みるみるうちに虫籠を一杯にしていったのでした。捕まえたカブトムシたちはそれぞれの子どもたちの家にもらわれていき、夏休みの自由研究の題材にし、大きな花マルをもらったりしたのでした。
ことさように、日本の夏、特に男の子の夏休みに今もカブトムシはかかせません。そうそう、NYのペットショップには、カブトムシ、売ってませんよね。
っていうか、日本の子どもたちのようにカブトムシを飼う文化自体がないし、だいたい角のあるいわゆる日本の「カブトムシ」を見ませんものね。夏に日本に帰るチャンスがありましたら、久しぶりに、カブトムシを堪能してみてはいかがでしょう。
(次回は9月第1週号掲載)

(プロフィール)兵藤ゆき(ひょうどう ゆき)深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに、1982年テレビ界に進出。96年長男誕生後、夫の留学先であるNYで子育てを中心に生活。現在は、NYと日本を行き来し活動中。NYで見た参考になる子育てをまとめた本「子どもがのびのび育つ理由」など著書多数。新刊、NYでの英語体験を漫画とエッセーでまとめた「これで英語がちょっとできるようになりました。」(アスコム出版)も好評発売中。現在、テレビ、ラジオ、執筆などで活躍する傍ら、NYでの子育てや異文化体験の講演依頼も多数あり、全国に出向いて行っている。ストレスフリーをテーマにしたインナーなどのブランド「ゆきねえインク」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍中。小学校英語準認定指導者資格、チャイルドコーチングアドバイザー資格、ペット介護士資格、各種洋裁正教員資格を有する。

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