ゆき姐のHappyに生きまっしょい！ 第38回目
Ｐｒｏｍには必須。右が女の子用のリストコサージュ、左が男の子用の胸のコサージュね
もう夏になってしまったかなと思えるほど、連日25度超えの東京ですが、ＮＹの皆様いかがお過ごしですか？ でも、日本は夏の前には梅雨があります。早くも梅雨入りした地域もありますので、しばらくは、雨の季節を楽しむことにいたします。
さて、６月に入るとそちらの学生さんたちは、そろそろ夏休み気分になっているのではないでしょうか？
我が家の息子は東京でも英語ベースの学校に行っているので、学年末の試験も終わり、６月中旬から始まる夏休みの計画を着々と練っているようです。
そして、その前のお楽しみが、“Ｐｒｏｍ”。ハイスクールを卒業する前に開かれるダンス・パーティーですよね。基本、カップルで行くのだそうですが、そうでなくてもＯＫ。息子は11年生で、来年卒業になるのですが、Ｊｕｎｉｏｒ ｐｒｏｍというのもあって、というか、ハイスクールになればこのイベントに参加できるのだとか。
なんて、知ったかぶって言っていますが、Ｐｒｏｍの存在、私今回初めて知りました。だから、正直、どういうのが正式なＰｒｏｍなのかもよく分からない。息子の学校には日本人のママもいるので、聞いてみたのですが、彼女もよくわからないとのこと。そうそう、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の映画に出てきたよねえ、「キャリー」にも出てこなかった？ でも、あれなんか悲惨な話しだったよねえ、とかワイワイ言いながら結局、アメリカ人のママに聞いたりして、もう楽しい、楽しい。私もドレスを着てこっそり参加しちゃおうかなあ、なんて思うくらい楽しそう。
そう、このＰｒｏｍ、女の子はドレス、男の子はタキシードを着て行くというではありませんか。で、始まるのは夜の７時半。そして終わりはなんと11時。ちょっと遅すぎるんじゃないの？ と思ったら、その後２次会もあるというではありませんか。こりゃ、日本の高校じゃありえねえ！ でも、これが普通のことなのね。
そして、アメリカでは男の子が車で女の子を迎えに行ったりもするようで、こりゃ、ホントに日本の高校じゃありえねえ！ と、何度も叫びながらアメリカの青春を日本で疑似体験して興奮している今日この頃です。日本の高校もやればいいのにね。
（次回は７月６日号掲載）
（プロフィール）兵藤ゆき（ひょうどう ゆき）深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに、1982年テレビ界に進出。96年長男誕生後、夫の留学先であるＮＹで子育てを中心に生活。現在は、ＮＹと日本を行き来し活動中。ＮＹで見た参考になる子育てをまとめた本「子どもがのびのび育つ理由」など著書多数。新刊、ＮＹでの英語体験を漫画とエッセーでまとめた「これで英語がちょっとできるようになりました。」（アスコム出版）も好評発売中。現在、テレビ、ラジオ、執筆などで活躍する傍ら、ＮＹでの子育てや異文化体験の講演依頼も多数あり、全国に出向いて行っている。ストレスフリーをテーマにしたインナーなどのブランド「ゆきねえインク」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍中。小学校英語準認定指導者資格、チャイルドコーチングアドバイザー資格、ペット介護士資格、各種洋裁正教員資格を有する。
