〈コラム〉睡眠障害とカイロプラクティック パート2 不眠症は症状によって4種類

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カイロプラクター DR. 石谷三佳「骨盤・背骨の歪みをリセット」第74回
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前回(3月22日号掲載)は多くの人がさまざまな不眠症の症状に悩まされていることについてお話しましたが、不眠症は、症状によって大きく4種類に分けられます。
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◦入眠障害
なかなか眠れない状態。いわゆる「寝付きが悪い」ケースです。寝付きに30分~1時間以上かかる場合と定義されています。
◦中途覚醒
朝起きる時間までに、何度も目が覚める状態。中高年の方に多くみられます。
◦早朝覚醒
朝早く目覚めてしまい、再度眠ることができない状態。お年寄りによく見られます。
◦熟眠障害
十分に睡眠時間はとっているが、眠りが浅く、熟眠感が得られない状態。上記の中途覚醒が原因となっている場合もあります。Ishitani2
◇ ◇ ◇
眠れないことは、毎日の生活がとても憂鬱(ゆううつ)になります。そのつらさは、当人にとってかなり深刻な問題であり、その苦しみは耐え難いものです。夜の時間が長く感じられ、テレビを見たり、本を読んだりしても、その長過ぎる時間を憂鬱に過ごしてしまいます。眠れないと疲労回復もままならず、昼間にボーっとしてしまって、頭がさえず、体内時計も狂ってしまい、極めて悪循環です。
睡眠薬や精神安定剤の服用を続けているのは、その場しのぎにごまかしているだけで、根本的な解決には至りません。
では、どうして睡眠障害になるのか?  それは自律神経と関係が深く、そのバランスが崩れることで睡眠障害は起こります。次回は詳しくそのことについてお話します。(次回は4月第4週号掲載)

MikaIshitani〈プロフィル〉石谷三佳(いしたに みか) 石谷カイロプラクティッククリニック院長、パーマーカイロプラクティック大学院卒、ハーバード大学医学部専門課程終了/米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員/2008「Chiropractor of the Year」受賞
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