ニューヨーク暮らしが嫌になる時

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アメリカの医療費の高さ、恐るべし!

新米ニューヨーカー・さめこのニューヨーク通信(32)

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こんにちは。NY在住ライターのさめこです。大前提として、私はこの街が大好きです。でも病気になる度に、日本に帰りたくなります。なぜなら、アメリカの医療費があまりにも高すぎるからです。

たとえば、ある友人は歯が痛くて痛くて我慢できない状態だったので、歯医者に行ったところ、神経を抜くことになったそうです。その治療費、いくらだと思いますか?……なんと、20万円!とはいえ、彼女は保険に入っています。「ある程度、保険でカバーされるだろう」と思っていたら、半分しかカバーされなかったため、10万円自腹で払ったそうです。アメリカの医療費の高さ、恐るべし!ですよね。

友人からそんな恐ろしいエピソードを聞いていたので、先日、歯の詰め物がとれて歯医者に行った時はドキドキでした。最初は「いくら医療費が高いっていっても、今回は歯に詰めるだけだし、たかが知れているだろう」と思っていたら、「手術が必要です」とドクター。どうやら歯の根っこの部分に炎症があるため、その部分をカットしなければいけないとのこと。でも、その手術は別の病院でないとできないと言います。しかも、いくら費用がかかるか分からないとも。

この国で手術にいくらかかるか分からないって、恐ろしすぎる……。そう思った私は、すかさず「3カ月後に日本に帰るので、その時に治療します。日本の方がリーズナブルなので!」と答えました。するとドクターは「日本の方がリーズナブルだからって、あなた面白いわね」と爆笑。ひとまず、100ドルで応急処置をしてもらい、その場は乗り切りました。
歯の治療だけで、こんな有様です。この街ではうかうか病気になれません。

さめこ(鮫川 佳那子)【執筆者】
さめこ(鮫川 佳那子)
〈NY在住ライター/ニューヨーク女子部♡主催〉
青山学院大学卒業後、サイバーエージェントに入社し広告制作・メディア編集・イベント企画運営に携わる。2015年より夫の海外転勤で渡米し、現在はニューヨークの新聞をはじめ、様々な媒体で記事を執筆。またNY在住の20〜30代女性が所属するコミュニティー「ニューヨーク女子部♡」を主催し、イベント企画運営も行っている。
【ブログ】ameblo.jp/samechoco/

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