ビーチサンダルで出勤する人も多いってホント?

0

~日本とアメリカの働き方の違い(1)~

新米ニューヨーカー・さめこのニューヨーク通信(38)

 

sameco-38

こんにちは。ニューヨーク在住ライターのさめこです。「日本人とアメリカ人は、働き方が全然違う!」そう話すのは、以前私のラジオに出演してくれた、NYの法律事務所で働いている人気ブロガーのジョン子ちゃん。

今回のコラムも前回に引き続き、ジョン子ちゃんがラジオで話してくれた、両者の働き方の違いについて綴っていきたいと思います。

ビーサンやスニーカーで出勤する人も多い!?

日本のOLさんの中には、ヒール靴で出勤して、社内ではペタンコ靴やスリッパに履き替える女性も少なくないと聞きます。でもアメリカ人の女性は真逆! ビーチサンダルやスニーカーで出勤し、会社でヒール靴に履き替える人も多いのだとか。

それは、アメリカ人女性が「社内で評価されたい、出世したい」という想いが強い為なのでは、とジョン子ちゃんは分析します。ゆえに、通勤はカジュアルなスタイルでも、会社ではオフィス向けの格好にチェンジするのです。一方、日本人女性は、対クライアントの前でキチンとしていれば、社内ではリラックスした格好でもいいと考える人、外で綺麗にしていたいと考える人が多いのかもしれません。

アメリカ人は、常に自己アピールをする!

ジョン子ちゃん曰く、アメリカではミーティング中に上司など偉い人が話している時でも、若い社員が割り込んで自分の意見を言うことも多いそうです。

人の話は最後まで静かに聞くことを良しとされる日本で同じようなことをしたら、NG行為と受け取られることも多いと思います。しかしアメリカでは、正当に自分の意見を述べているのであれば、逆に褒められ、会社の成績もよくなるのだとか。だからミーティング中は、みな自分の意見やアイディアをガンガン言う。むしろ意見を言わないと、相手にされないのです。

それはミーティングだけではありません。アメリカ人は社内での何気ない会話の中でも、「私はスキルアップのために、今こういう勉強をしているんだ」とアピールすることが多いそうです。さらにその勉強をすることで、会社としてもメリットがあるということを説得できれば、会社がその資金を出してくれることも。アメリカで働くには、こういった自己アピール力が必須スキルなのです。

2回にわたって「アメリカと日本の働き方の違い」を綴ってきましたが、いかがでしたでしょうか? 国が変われば、仕事に対する考え方も、求められるスキルも変わるって面白いですよね。

(次回は1月第2週号掲載)

さめこ(鮫川 佳那子)【執筆者】
さめこ(鮫川 佳那子)
〈NY在住ライター/ニューヨーク女子部♡主催〉
青山学院大学卒業後、サイバーエージェントに入社し広告制作・メディア編集・イベント企画運営に携わる。2015年より夫の海外転勤で渡米し、現在はニューヨークの新聞をはじめ、様々な媒体で記事を執筆。またNY在住の20〜30代女性が所属するコミュニティー「ニューヨーク女子部♡」を主催し、イベント企画運営も行っている。
【ブログ】ameblo.jp/samechoco/
【さめこのニューヨーク通信】https://radiotalk.jp/program/4426
【「ジョン子ちゃん」ブログ 】https://ameblo.jp/nyjonko/

Share.