ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅（96）
10月25日名古屋での法話会にて
冬到来、ニューヨークの冬は寒さもひとしお身に染みることでしょう。
クリスマスのイルミネーションの明かりや行きかう人のいそがしさに、１年の終わりを感じることでしょう。
コロナ禍があり、戦争があり、目まぐるしく変化をしていった年が終わろうしています。変化の中にあって心も変化しています。この体をいただき、心をいただき、あなたがそのハンドルを握って運転をしています。
社会や親があなたの人生をコントロールしていると思いきや、あなたが思いのままに人生を色づけていけるのです。あなたの思いと行為で良くも悪くもできるのです。意識を外に持っていくと不足ばかりが目につきます。でもあなたはすでに素晴らしいものを持っているのです。なかでも最もありがたいものが永遠の命の働きです。そこに意識を向け信じるとよいのです。
昨今、適応障害と名づけられた病気もあります。誰かに受け入れられなかったとかで、もう具合が悪くなってそこには行かれないとか、家にいると元気ということなのです。世の中の人は、人のことをジャッジしてとやかく言いがちです。それらを上手にやり過ごす力が必要です。もっとお互いに親切な世の中、尊敬のある世の中にしたいものです。人は変えられない、自分の心を変えます。相手がこう出たらこのように、ああ出たらあのようにとか、それは大変です。常に愛と平和を出せるといいのです。
相手の波動に同調すると気分が悪くなるわけです。自分の不足を許し、相手の不足を許し、愛を出すとよいのです。気を使いすぎ敏感に受け取ってしまうのでしょう。他人に期待したり、自分が期待に応えようとしたりと、やり取りの混乱で疲れてしまうのかもしれません。神経を働かせずに愛を使っていきます。ヒマラヤシッダー瞑想はあなたの心を浄化して無心にして今にいられるようにします。マスターの指導のもとで行います。瞑想は潜在意識へのアプローチでもあり、内側が目覚めますので、しっかり、マスターをもって信頼して祝福をいただきながらやらないと、危険なことがあります。肉体を整え、自己を信頼して行うことが大切です。人生は自分でハンドルするのですが、高次元の存在につながってやっていくのが良いのです。なぜなら、人の潜在意識にはいろいろなものが詰まっています。今まで頑張って生きてきて、自分を守るために使ってきた心です。そしてたとえ良いことであっても、頑張り続けると心身を壊してしまいます。もちろん悪いことは命の働きを縮めます。
あなたが素晴らしい人になるために与えられたこの体と心、そして命の存在を上手にハンドルしていかれるように、気づきをもって進んでいきましょう。今この不安な世の中で、それが一番正しい生き方なのです。
（次回は12月10日号掲載）
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子（あいかわ・けいこ）
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年６月より３回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年４月よりＴＢＳラジオにて生き方を語る。
