無病息災祈ってNYでも豆まき

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ザ・キタノホテル ニューヨークで恒例行事

ニューヨークにいながら、日本のクオリティーが味わえる創業40年を超える老舗日系ホテル「ザ・キタノホテル ニューヨーク」(66 Park Ave @ 38th St)では3日、日本の節句である節分にちなんで豆まきが行われた。

無病息災と幸福を祈って同ホテルの正面ロビーで豆をまくスタッフ=3日、ニューヨーク(撮影:福島)

日頃から、日本文化を伝えるイベントを通し、米国人宿泊客に興味を持ってもらいたいという思いがあり毎年行われるこのイベント。今年は着物姿のスタッフも豆まきに参加し、日本らしさを演出した。

正面ロビーやエントランスなど各所で、同ホテルのスタッフらが、「福は内! 鬼は外!」という掛け声とともに元気よく豆を一斉にまいた。まかれた豆は、ホテル内のレストラン「白梅」のスタッフが丹念に炒(い)った後、当日の朝神棚に上げ祈念したものだという。

ザ・キタノ・ニューヨークでは1996年から毎年2月3日、総支配人とともに年男や年女のスタッフが豆まきを行い、スタッフや同ホテルを訪れる人々の無病息災と幸福を願う。「親切・快適・安全」をモットーにさらなる長年成功に向けて精進し続けたいとの思いも込められている。

豆まきを経験した米国人の滞在客の中には、まいた豆にご利益があると思い、そのまま保管する人もいるという。

(2017年2月11日号)

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