人間は起きている時、脳はたった５％しか使われていない
催眠療法士・エミッグ美津「成功の法則～幸せになるには～」第１回
誰でも一つは「これがなければもっと色々な事が良くなるのに」、という後ろ向きな感情を持っているものです。ほとんどの場合、こういった感情の芽生えは子供の頃の経験から生まれるものですが、今のあなたの性格や感情の起伏に大きな影響を与えているといえます。こういった過去の経験や感情を催眠状態で癒やしたり、指導することで、あなたの心の状態に変化をもたらすことができる治療法に“催眠療法”があります。
人間は起きている時、脳はたった５％しか使われていないということをご存知ですか？ 一方、催眠下では脳の95％が使われるようになります。あなたの脳は信じられない理解力と判断力、そして記憶力を発揮し、催眠下では目覚めている時と同じ質問でも、あなたの回答が全く異なるということが生じるのです。
本来人間は自分の事を驚くほど分かっています。しかし、脳の５％しか使ってなければ、自身の問題を解決する糸口を見いだすのは容易ではありません。しかし催眠下では、例えば、「あなたの成功を妨げているものは何ですか」と問うと、それが何であるか素直に回答する事ができます。普段は難しい感情のコントロールも催眠下ではずっと楽に行えるのです。
このように“催眠療法が効果的だ”と言われるにはわけがあったのです。皆さんもこのコラムをきっかけに催眠療法を体験して、潜在意識の中の本当の自分を明らかにしてみませんか。きっと新しい発見があるはずです。
（次回は６月第３週号掲載）
〈筆者プロフィル〉えみっぐ・みつ 国際メディカル・デンタル・ヒプノセラピー協会認定催眠療法士で米国催眠療法士審査協議会会員。ラドクリフカレッジ（現ハーバード大学）マネジメント修了。米ミシガン大学社会福祉学科修士号
〈クリニカル〉Mitsu Hypnosis NY （催眠療法）
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